口腔外科とは

口腔(こうくう:口のなか)、顎(がく:あご)、顔面ならびにその隣接組織に現れる疾患を扱う診療科です。
通常、日本の医療では医科と歯科は完全に別れており、歯科口腔外科という診療科は、あまり聞いたことがないかもしれませんが、歯科と医科の間をつなぐ役割を担っています。

近年、急激に高齢化に伴って、脳や心臓やその他にも色々とお体に疾患をお持ちの人が増えています。そのような患者様の歯科診療は大きなリスクを伴うことも多く、万全の態勢で歯科治療にあたる必要があります。血液検査をはじめ、血圧や心拍数を測りながらの治療や、お薬の飲み合わせの管理、その他お掛になっている専門病院の先生と連携を取りながら治療を進める必要があります。

口腔外科とは

画像:親知らずの抜歯

親知らずの抜⻭

親知らずは生え出してからできるだけ早めに抜くことをおすすめします

親知らずは15歳から20歳前後になって初めて生えてくる歯です。個人差がありますが、25歳前後になると骨が硬くなり始め、そうすると抜歯の際に骨を削る量が多くなり、治療に時間がかかるだけでなく、出血や腫れも大きくなってしまいます。また、親知らず周辺に痛みがあるときに抜くと出血がしやすく、麻酔が効きにくいこともあるので、基本的には痛みが引いてから抜歯します。ご来院の際には、レントゲンで歯の状態を確認し、患者さま一人ひとりに合わせた抜歯のプランをご提案させていただきます。

画像:顎関節症

顎関節症

顎の形が変形し、最悪の場合手術が必要になる可能性があるので、早めにご相談ください

顎は筋肉と関節と神経が集中しており、複雑な構造をしています。何らかの原因で関節にトラブルが起こると「食べ物がきちんと噛めない」「痛みで口を開けずらい」「顎の痛みと頭痛がひどい」等と様々な症状を引き起こしてしまいます。このような状態を顎関節症といいます。
また、症状は口の周りにだけに起こるとは限りません。頭痛、肩凝り、稀には手指の痺れなどの症状が出る場合もあります。
主な原因として「生活習慣」「ストレス」「咬み合わせの異常」が考えられますが、原因は人それぞれ異なり、症状の出方も個人差が大きいため、当院では、そのような個人差を考えて適切に顎関節症の治療を進めます。少しでも顎周りに違和感があれば重症化する前に早めにご相談ください。

こんな症状には要注意

1)噛んだ時に耳の付け根やこめかみが痛む
2)口を開け閉めした時に「ガクン」と音がする
3)突然口が開かなくなった
4)会話や食事で顎がだるくなることがある
5)口を大きく開けても指が縦に3本はいらない
6)あごが外れることがある

※一つでも当てはまる方は、ぜひ一度ご相談ください

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